願いごとが叶わなくても幸せを感じられる瞑想

願い事をするということ(前置き)

「願い事をかなえる」ということを考えるときに、「これがあればいい」「こうなっているといい」というように、自分以外の「環境」を変えたいと願うことがありますが、それは突き詰めると、「そういう環境になれば、結果として、自分がこういう風に(幸せな気分で)いられる」ということにほかなりません。
ですので、「これがあれば・・・」や「こうなったら・・・」という環境の部分をショートカットして、より本質的な「自分はこうありたい」という、「幸せの本質」を瞑想に取り入れます。

「こうありたい」をイメージする(ここからが瞑想)

目を閉じて、肩の力を抜いてリラックスします。
気持ちを落ち着けて、全身の力を抜きます。
力が入っているところや硬い部分があれば、意識的に力を抜くようにします。
普段より少しだけゆったりとした呼吸を意識して、呼吸に集中しましょう。

それでは、「こういう自分でいたい」「自分はこうありたい」という幸せな自分の状態をイメージします。
どんな状態でも構いません、幸せと感じるときの自分を思い浮かべます。

幸せな時は、どんな状態に なっていますか?
そうなったときには、どんな気分ですか?
そうなっている自分をありありとイメージして、そのときの感覚や気持ちを味わいましょう。
体の状態はどんな感じですか?
心の状態はどうでしょうか?

具体的にイメージできなくても構いません、「だいたい、そんな感じ」で結構です。
今(まさしく!)感じている、今のこの幸せな感覚を十分に楽しみます。

幸せな状態に十分に浸りながら、今のこの幸せな気持ちは、周りの環境とは関係なく、自分で創り出したことを思い出しましょう。
願い事がかなっていなくても、今ここで幸せになれている自分に気づきます。
欲しいものが手に入っていなくても、望んだ環境になっていなくても、いつでも、どこでも、幸せになりたいと願ったその場で、今、瞬時に幸せになれます。

幸せは、「今」にしかありません。
過去や未来ではなく、幸せを感じられるのは、まさに「今」だけなのです。

存分に幸せに浸ったら、静かに目を開けて、今いる場所に戻ってきます。

*この文章のオリジナルは、新月の日の瞑想として「願いごと」「新しく始める」というキーワードを元に作りましたが、新月以外でもできる瞑想として加筆修正を施しました。
*最初のうちは十分な時間をかけて行いますが、慣れてくれば短時間でも行えるようになります。
*この瞑想によって、一人でも多くの方の幸せを感じられる時間が増しますように。